両親学級に行ってきました【妊娠7ヶ月】

マタニティ雑誌を読んでいると、『両親学級』という言葉が目に飛び込んできました。

『学級』という文字を見ると、やはり学校を思い出させる。教室の風景が頭に浮かんできます。

両親学級は、初めて赤ちゃんを迎える父親・母親のための、勉強会のようなものです。

病院や自治体が主催している印象が強いですが、雑誌を読んでいると、企業主催のオンライン学級もあるみたい。

今回、わたしはオンラインではなく、対面の両親学級に参加をしてきたので、内容やそのときの様子など、振り返りたいと思います。

両親学級の内容

妊婦体験

会う人に「両親学級に行くんだ~」と話すと、大体の方から「旦那さんが妊婦の体験するやつ?」と言われました。このイメージが強いんですかね。わたしは今回、妊婦体験はないのかも?と思っていたのですが、ありました!

妊婦体験用のセットを装着し、助産師さんに「落ちているボールペンを拾ってみて」と言われる夫。

夫は、「お腹が重く、しゃがむのが大変」「重心が前にいくから、これは腰が痛くなりますね」と、たいへん優等生な回答。

あとで聞くと、お腹が重いから、足を開けてしゃがむ必要があるんだな、ということは分かったようなのですが、助産師さんが求めている回答は何か?を考え、言葉を選んだようです。いや、わたしに対する思いやりの気持ちわい!(笑)

余談ですが、両親学級後、『人が求めている言動をしてしまう』ことについて、夫婦で語り合いました。良く思われたい気持ちは、誰にでもあるものだよね~。

ひとつだけ後悔したのは、妊婦姿の夫の写真撮影を忘れてしまったこと。記念になると思うので、これから参加されるという方は、忘れずに写真におさめてくださいね。

沐浴体験

個人的に、両親学級のメインイベント。沐浴体験。

赤ちゃんって、赤ちゃんの間はベビーバスを使って入浴するものかと思いきや、沐浴の期間って、生後1か月ぐらいまでなんですね。それ以降は、大人と同じお風呂でもいいって、ほんとに大丈夫なの?と、ちょっと怖くなりました(笑)

事前に、沐浴動画を見て予習をして行ったのですが、実際にやってみるとやっぱり難しかったです…!

主に父親がメインで沐浴の練習をしました。

長湯は疲れるようなので、10分以内には済ませる必要があるみたい。手際の良さが重要になってきますね。

まだ首も座らない赤ちゃんを支えながら、全身を洗っていく…。そして体を拭いて、着替えをする。夫との連携プレイが必要そう。

夫は「慣れたらいけそう」という感想だったので、夫に任せつつ、わたしはサポートに回ろうかと思います(笑)

父親メインの沐浴練習だったので、実際にわたしが赤ちゃんの人形を持つ機会はなかったのですが。片付けのときに人形を動かそうと持ち上げてみると、想像していたよりも、ずっと重くてびっくりしました。沐浴体験をした父親たちが、「腰が痛い」と言っていた意味が分かります。

この経験を踏まえ、我が家ではどこで沐浴をするか、検討中です。

腰が痛くならないお世話しやすい高さも重要だし、もし沐浴中に排泄をしてしまったときの片付けのしやすさも考えなくちゃいけないし…。

実際に沐浴の練習をしたことで、気付くことができた点でした。

助産師さんのお話

話のメインは、母親の産後の心身の状態についてでした。

話の中で特に興味深かったのが、ホルモンバランスの変化について。

妊娠してから出産にかけて、女性ホルモンの数値は大きく上昇して安定していくようなのですが、出産後、見事にがくんとその数値が下がるようなのです。

見事な急降下だったので、自分がどんな状態になるのか、少し心配になりました。ただでさえ、夫から「我が家の火薬庫」「いつ爆発するのか分からない」と言われているのに…(笑)

赤ちゃんと会えるのはすごく楽しみなのですが、育児は慣れないことばかりだと思うので、自分の気持ちのコントロールがうまくできるかどうか。当然、いらいらしたり、泣きたくなったりすると思うのですが、自分を責めずにホルモンバランスのせいにしておこうと思います!!

そしてもうひとつ「なるほど」と思った話が、女性の愛情曲線について。

妻の夫への愛情は、どれだけ乳幼児期に一緒に子育てしたかどうかで、その後の明暗が分かれるそうです。当然、協力しながら子育てした場合は、子どもが成長するにつれて徐々に愛情が回復していきますが、非協力だった場合、夫への愛情は回復することなく、薄れたまま低迷することになるようです。

我が家は果たしてどうなるのだろうか…?

自分の心身がどうなるかも心配なのですが、夫がしんどくなりすぎないよう、気を付けたいとも思っています。

二人の子どもなので、一緒に子育てをしていくのは当然だとは思うのですが、夫は我が家の生活のために外で働いていてくれているという感謝も忘れず、コミュニケーションを取っていきたいです。(今はそう考えられる心の余裕があるけど、産後は果たして…笑)

交流会

時間も押していたので、グループに分かれて、感想を共有して終了となりました。

集団の中で言葉を発することが苦手なのですが、夫が発表していく流れだったので、ちょっとラッキーでした(笑)

参加してみて

全体を通して、父親に向けた、産後の生活に関する理解を深める会、といった印象でした。

参加条件も、「両親2人揃っての参加」とありました。

夫は自分から、マタニティ雑誌を読んだり、出産・育児に関する情報を集めてくるタイプではあるのですが、やはり直接助産師さんから話を聞くと、情報の受け取り方もまた変わってくるのかな?と、個人的に思います。より、リアリティがあるというか。

沐浴体験もしてみて、揃えなければいけないグッズや、大体の流れも分かったので、参加してみて良かったなぁと思いました。

夫の変化

両親学級後、夫だけ、県外の自分の実家へ帰る用事がありました。そのときに、マタニティ雑誌や両親学級での資料を「読む」と言って、持って帰ったのですが。

陣痛や、出産時の処置についての記事を読むと怖くなったようで、帰宅後は少しだけ、わたしに対して優しくなったように思います(笑)

「大変やろ」と言って、家事を手伝ってくれることもあり、その変化に「どうしたの?」と聞くと、「ポケモンもさ、通信交換することで進化するポケモンがおるやん。今回、実家に帰って、戻ってきて、俺も進化したんよ!!」と、得意げな顔で言っておりました。

その後、家事が続いているかはさておいて…(笑)

わたしは専業主婦だけど、毎日完璧に家事をこなせているわけでもなく、相当な手抜き具合なので…。その状態に対して、特に何も言わない夫には感謝せねばなりません。

思いやり、大事。まぁ、いろいろ思うところは当然ありますが。

おまけの話

両親学級に行く前に、沐浴練習としてぬいぐるみを使いました。

通称「にゃーさん」。

ベビーバスは、夫が大好きなスヌーピー柄があったので、それをチョイスしました。

「にゃーさん」は、夫の実家で飼っていた犬が、虹の橋に行ってしまったときに、夫の母が夫にプレゼントしたものだそうです。夫と一緒に住み始めてから、常にお家にいる「にゃーさん」でしたが、この沐浴練習で、初めて手に取りました。

「にゃーさん」を抱っこすると、ほどよい重みがあり、ふわふわな触り心地に癒されました。そして、一番のヒットポイントは、下から見つめてくるつぶらな瞳…。

可愛い!!!!!!!!!!!!!!!!!

これが母性というものなのでしょうか。たまらなく可愛すぎて、どうしようもないのです。無意識に赤ちゃん言葉が口から出てしまう。むぎゅむぎゅが止まらない。母性の爆発です。

そして、夫の母が、このぬいぐるみをプレゼントした気持ちも分かりました。わたしも飼い猫との別れを経験したことがあるので、動物が自分の身体と触れている心地よさや、安心感、とても癒されていた感覚を思い出しました。

夫もわたしも、ペットとお別れして3年ぐらい経った今だからこそ、「にゃーさん」を愛しく感じられたのかもしれません。

度々、「ペットを飼いたい」という話にはなりますが、夫は犬派。わたしは小さい頃から犬は大の苦手なので、申し訳ないのですが、断り続けています。動物を飼える環境でもないんですけどね。

飼うとしても、わたしはまたあの別れの辛さを経験できるほど、心が全回復しているわけではないので、まだまだ遠い先の未来のことになりそうです。

でも、飼うなら猫一択!!!!

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