今年の3月末に仕事を辞めて、専業主婦になりました。
のんびりとした日々を過ごしています。本当にありがたい。夫氏に感謝です。
数年前は、自分が専業主婦をしているなんて、想像もしていませんでした。結婚して、妊娠もしていると知れば、その当時のわたしはたまげると思います(笑)それぐらい、自分にとって結婚に関係することは、とても遠いことだったのです。
専業主婦歴4ヶ月。個人的に思うところを書いてみます。
専業主婦の良いところ
仕事のストレスがない
仕事をしているときは、時間に追われてしんどくなるときがありました。緊張するような場面も避けられません。
どういう部分で達成感を得たらいいのか、きちんと自分の仕事は役に立っているのか。正解が分かりづらい職種だったので、それで気持ちが沈んでいくことも多々ありました。
それらのストレスから解放されたのは大きいです。
人間関係のストレスがない
これが一番大きいメリットかもしれません。
仕事をしていたときは、人間関係のストレスに、ものすごく悩まされていました。
大人になって、社会人になっても、いろんな人がいるものだな…という勉強にはなりましたが。
どこの職場に行っても、合う人、合わない人、もちろんいると思います。それでも、お互いに仕事がしやすいように、我慢が必要になってくる場面もあるのではないか、と、個人的には思うのです。
話し合いができればまだ良かったのですが、我が強く、自分がしていることは一切間違っていない、と信じて疑わないような方がちらほらいて、「これでいいわけないのに…」と思いながらも方針が変えられず、思い悩むことが何度もありました。
職場の雰囲気は最悪でした。
わたしが未熟だった部分、できていない部分は、もちろんあったと思います。それでも、しなくてもいい苦労は、あったのではないかなぁと、振り返って思います。
毎日、ずっと真夜中でいいのに。の『あいつら全員同窓会』を歌いながら、通勤していた日々が懐かしいです(笑)
元々、人との付き合いが上手な方ではないので、仕事を辞めて、へんなしがらみから解放されたのは、大きかったと思います。
自分でも信じられなかったのですが、どうやら、わたしはいびきもかくし、歯ぎしりもうるさい女だったようです。夫から聞いたときはほんとに恥ずかしかった…。
でも、仕事を辞めてから、それらがぴたっと、なくなったそうです。どれだけストレスだったんだろう(笑)
人間関係については、子どもが産まれることで、子ども関係の繋がりができていくんだろうなと思います。ちゃんとやっていけるか不安ですが、あんまり構えずに、のらりくらりと、この人好きだな、合うな~、と思う方と、仲良くなれたらいいかなぁと思っています。
時間を自由に使える
時間の縛りがなくなるので、あれやらなきゃ、これやらなきゃと、何かに追われることは少なくなったかなぁと思います。
朝は、ごみ捨てや夫の出勤時間に合わせて起きたり、好きなときに昼寝をしたり。
家事の合間にブログを書いたり、趣味を楽しんだり。
大人になってから、こんなにゆったりとした時間を過ごせるって、本当に幸せだと思っています。
子どもが産まれたら、なかなかこんな時間は持てないと思うので、今この瞬間を、かみしめて生きていきます…!!
個人的に思う、専業主婦がしんどいと感じること
話し相手が夫しかいない
仕事を辞めて、人間関係のストレスがなくなったのは良かったのですが、人と会う機会がぐんと減ったので、日々の話し相手は夫だけになりました。
夫だけも全然良いのですが、こういうとき困るなぁという場面があるのです。
それは、夫と衝突してしまったとき。
夫婦といっても他人なので、それぞれの考え、価値観があります。意見が合わないときがあっても当然です。
そんなとき、客観的な意見を聞けるひとがいないんですよね。
職場の人間関係には疲れていましたが、仲が良い人もいたので、仕事の合間に雑談をするのがささやかな楽しみでもありました。そういうときに、夫との話を聞いてもらうこともあったのですが、今はそういう時間がありません。
これは少し、寂しいな、と感じる部分かなと思います。
母とも話したいけど、忙しそうだし、友達も全くいないわけではないけど、あんまり自分から誘えるタイプでもないのです。
夫と過ごす時間は楽しいのですが、わたしの話し相手が夫しかいないため、仕事終わりの夫にちょっかいを掛け過ぎているときがあるように思います…(笑)
夫の自由時間を奪わないためにも(笑)時々はひとと会ったり、自分自身が熱中できるものを見つけたりすることは、大事なことかもしれません。
家事が面倒くさい
専業主婦を名乗っておいて、何事か!と思いますよね(笑)
いくら時間があっても、正直面倒くさいです。好きでやっていることではないので。
だいぶ手抜きでやっておりますが、手抜きでないと続けられないように思います。わたしは。
特に面倒なのが、料理です。
夫にお弁当を作って、自分のお昼ごはんを準備して(適当ですが)、食器を洗って、夜ごはんを考えて。この繰り返しの作業が、割とうんざりしてきます。食べることは好きなのですが、これとそれとはまた別の話ですよね。
ほんとうにどうしようもなく、料理と食器洗いが苦痛に感じるときが、月1ぐらいの頻度でやってきます。泣きそうになるぐらい(笑)
自分がやらないといけないからやっていますが、お金がたくさんあるなら、全部外注したいです。いつかそんな暮らしがしてみたい。
お金が減っていく不安
自分の貯金があるので、自分が欲しいものや、交際費、積立NISAのお金は、そこから捻出しています。
夫が登録しているU-NEXT、YouTube、本など。これらがあれば大体わたしは満足感が得られるし、交際費もそこまでかかっていないのですが。
入ってくるお金がないので、少なくなっていく貯金残高を見て、やっぱり焦りはあります。
わたしの貯金が尽きる前に、自分で稼ぐ手段も持っておく必要があると考えています。
また、世帯収入としても、夫の収入のみとなったことで、年間の貯蓄額は少なくなっていくと思います。これから子どもも生まれるので、お金のことについては、じっくりと考えていかなければいけません。
最近モヤモヤしたこと
誰にも話す機会がないので、ここで書かせてもらってもいいでしょうか(笑)
時々、夫の言葉に、「カチン!!」とくることがあるんですね。
最近だと、夫から「明日のごみ捨て、お願いしていい?」と言われたことに、腹が立ってしまったわたし。「そんなこと言われなくても分かってるし、言われなくてもやってたよ!!」と、返したのです。別に、あなたがいつもごみ捨てしているわけでもないでしょう、とも思いました。
なんでそんなことで怒るんだ!と、思いますよね。わたしの器が小さすぎることも、大いに関係しているとは思っています。反省しています(汗)。
この出来事を思い返し、どうしてこの一言に、わたしはイラっとしてしまったんだ?と、考えてみたのです。
専業主婦は、家事をすることが仕事だと思っています。おそらく、夫も同じように考えていることだと思います。しかし、先述したように、わたしは完璧に家事ができているかと問われたら、「はい」とは答えられません。
やって当たり前のことができていないから、夫の「明日のごみ捨て、お願いしていい?」という言葉が、遠回しに、家事のできなさを指摘されたように感じたのだと思いました。
夫は、そんなつもりで言ったわけではないと思います。少し、言葉選びが下手だな…と思うことはあるのですが、純粋に言葉通りの意味だったのでしょう。仕事で疲れて帰ってきた日だったし、その翌日は休日だったので。ゆっくり寝たかったのだと思います。
わたしは昔から、少々ひねくれた受け取り方をしてしまうところがありまして、今回も、「キー!」っとなったわけです。
良くないとは思っているんですけどね。
分かっているのです。専業主婦だから、やらないといけないって。分かってるんだけど、やりたくないよ~という日もあるのです。夫の働きのおかげで生活ができていることも理解しています。感謝しています。仕事で疲れているのも分かります。
だけど、「私だってしんどいんだ!!」と、思ってしまうことは、やっぱり精神的に幼いということなんでしょうか。
自分が甘ったれなことは自覚しています。自分のできなさを、相手を攻めることで正当化しようとしてしまう部分も、恥ずかしながらあります。ちっぽけな人間なのに、プライドだけは高いのです。
わたし自身の性格はすぐには変わらないので、まずは行動から、ちょっと変えてみることにしました。
夫は、優しくて良いひとなのですが、わたしを笑わせようと思って言った冗談が、割と本気でいらっとするような言葉だったり、優しさのつもりで掛けてくれた言葉が、少し含みを持たせているかのように感じられたり、わたしに余裕がないと、「どういうこと?」と、今回のように突っかかってしまうことが、まぁ、あるんですね。
なのでまずは、夫が何か言ってくる前に、「明日ごみ捨て行くね~」と、わたしから先に宣言してみることにしました。
そうすれば、夫は「カイがやるんだな」ということが分かると思うし、わたしも、夫から何か言われてカチンとくることもありません。
わたしが機嫌よくいることも大事だと思うので、少しずつ成長していけたらと思っています。
もちろん、夫にしてほしいことはお願いもするし、いざこざがあったときは、「こう言われたのが嫌だった」と伝えて、きちんと2人で話し合いをしています。
やっぱり、言葉って大事ですね。
伝えないと分からないことが、たくさんあります。
あとは、思いやりの気持ちも忘れないようにしたいです。
「私ばっかり」ではなくて、夫も仕事で疲れていることを想像する。
私の体調を気遣って、夫が家事をしてくれることもある、という事実も、きちんと頭の中に入れておく。
ほんとに、1週間のうち、1回だけもいいから料理をしてくれたり、食器を洗ってくれたりするだけで、全然パワーの残り具合が違うのです。な~んか毎日同じことばっかりしてるよ~という感覚が薄まって、少しだけ新鮮な気持ちで、翌日の夜ごはんづくりに臨めたりするのです。
まとめ
専業主婦になってみて気付いたこと。
良いことは裏返せば、しんどいな~と感じる部分でもあること。
一般的によく言われている『社会から孤立している感覚』は、わたしは全くありません。むしろ繋がりがない方が楽過ぎて、もう一度働きに出られるのか、不安すぎます(笑)
それでも将来のことを考えると、おそらくずっとこのまま、というわけにはいきません。家にいることが好きだし、育児もあるので、在宅ワークができればなぁとは思います。夫は転勤がある人なので、働く場所は限定されない方が、メリットが大きいです。
ただ、そんなに簡単な道ではないと思うので、自分でできる努力はしていかないとなぁと思います。とりあえず、ブログは続けてみて、何かしらのスキルに結び付いたらいいなぁと、思っておきます。
ささやかな夢は、夫が「仕事を辞めたい」と思ったときに、「いいよ!!」と言ってあげられるぐらい、わたし自身の稼ぎがあること。
子どもが生まれたら、また考え方も変わるかもしれません。
でも専業主婦でいられる間は、その人生も楽しんでいきたいと思います。
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